メルボルブログ

オーストラリアからライフハックを考える

自分で知って、自分で感じて、自分で考えて行動するということ。【ワーホリの壁】

海外で生活をしてみて、

「聞いてたのと違う。」

ということが多くありました。

 

ワーホリの情報源は、主にこのあたりからです。

  • ワーホリの本
  • 学校のカウンセラー
  • 友達の話
  • シェアメイトやホストファミリーの話
  • 留学エージェント
  • 留学エージェントのサイト
  • 個人ブログ

 

私の留学エージェントさんはそんなことはありませんでしたが、友人の話を聞くと、ウソとまではいかなくても無責任なことを言っているエージェントさんもいるようです。例をあげると、「お金なんてどうにかなるから、あんまり用意しないでいいよ〜」とか。実際は、仕事を見つけるのはとても大変です。

 

個人の方のブログは大いに参考になりました。しかし中には、誤解を生みかねる表現をしているブログもありました。その方はブログとは別の場所で、"タネ明かし"をしていました。私はたまたまそこに辿り着きましたが、それまではブログの表現を信じ込んでいました。

 

上に挙げた情報源を信じるな!ということではありません。

 

というのも、それらがウソなのかどうかは、私には分かりません。

 

今回のテーマは、

「別の誰かがそのとき当てはまったことが、今の自分も当てはまるとは限らない」

ということです。

 

分かりやすい例を出すと、こちらの給料。

よく日本人にわかりやすいように日本円で書いてありすが、これがクセモノです。

というのも日本円とオーストラリアドルの為替相場は、ここ5年以内でも1ドル71円(2019年8月)から100円(2014年11月)と29円もの開きがあります。

(参照:Yahooファイナンス)

info.finance.yahoo.co.jp

 

なので、「オーストラリアで〇〇円稼げました!」という情報は、ブログ執筆時には正しくても、自分が渡豪した時点では状況が異なるわけです。手間でもドル換算した方が、現実を捉えやすくなります。

 

仕事探しもそうです。

飛び込みはブログやエージェントでもよく紹介されている手法です。一方で、現地人(オーストラリア人)は、飛び込みで仕事を得られる確率は1%もない、とも言ってました。

 

統計的なところは、誰も取ってないので分かりません。私自身は、50件以上飛び込みましたが、結局別ルートで3つ仕事を見つけました。

ただ、「飛び込みで仕事が得られなかった」というのも、あくまで私の経験なのです。英語力、タイミング、雇い主が求める国籍、住んでいる地域、経験、性格、キャラクターなど、本当にいろいろな要素があります。

 

また、情報に振り回されることも多いです。

例えば、メルボルンに長く住んでいる日本人から、彼らがゴールドコーストに住んでいた頃の話を聞いたことがありました。

当時そうだったという言い方をする人もいれば、今もそうであるという言い方をする人もいました。しかし、ゴールドコーストから来たばかりのワーホリの子に話を聞くと、いずれもだいぶ状況が違っていました。長く住んでいる人の話は信じられそうですが、下手すると10年以上前の話をしていることもあるのです。

 

みんな、自分の知っている範囲のことを話し、その中で判断しています。でも、それがあなたに取っても正しいのか、現状もそうなのかというと、それは分かりません。

ワーホリで短期滞在する人だけではなく、現地人でも偏って見てるなぁと感じることもありました。

 

特に自尊心が低い方は、他人と比べて落ち込むこともあるかと思います。

なんで友達はあの方法でうまくいったのに、自分はうまくいかないんだろう、とか。

あるいは、友達はあんなことにチャレンジしてるのに、自分は一歩を踏み出すのが怖くて、そんな自分が情けないとか。

友達は夢に向かって頑張ってるのに、英語を勉強しなきゃいけないのに、英語も伸びないしかといってやる気も起きないとか。

(全部私もあてはまっています。)

 

でも、比べてもしゃーないんです。

だってあなたと他人は違うんですから。

優れた、劣ってる、英語の面ではそれもあるかもしれません。でも、それ以外に、それ以上に違う要素がいくらでもあります。運の要素ももちろんあります。

 

なので、自分の夢を自分で叶えるためには、自分で自分のために行動しなければなりません。

そういうことができる、そういうことに気付けるのがワーホリの良さだと思ってます。

 

「一歩踏み出すのが怖い」ってのも当たり前です。日本だったらぶつからないような壁に当たるから、チャレンジしなきゃいけない状況になってます。怖くても、失敗しても、「壁」まで行っただけでも経験です。もしかしたら3ヶ月後には乗り越えてるかもしれないし、今挫折しても数年後に乗り越えてるかもしれない。でもぶつからなかったら、知らないままです。

 

やる気が起きなかったら、しばらくぼーっとしててもいいじゃないですか。公園を散歩しても、日本の動画見ても、市立図書館でジャンプ読んでも…。

 

 個人的に、一番カッコ悪いのは、「コンプレックスがあるんだけど、そこから逃げて、遠くから悪口言ってる人」だと思います。日本人コミュニティの中からオージーのこんなとこが嫌い!とかオーストラリアのここが嫌い!とかずっと悪口だけ言ってる人。そんなに嫌いなのだったら、帰ればいいじゃないですか。ほかにもっと自分に合った国を探せばいいじゃないですか。

 

でも、そうじゃなくて踏ん張ってるのなら、それだけであなたはがんばっています。

だからこそ、他人の経験とか能力に振り回されずに、自分で行動してみましょう(^-^*)