【良くも】ジャパレスで働いてみた。ローカルカフェとの違いって?【悪くも】
こんにちは!
ワーホリで大変なのが、仕事を見つけること。
ジャパレスで働く日本人は多いけれど、ローカルの仕事に就きたい!と思っている人もいるでしょう。
実際私も、両方とも「イメージと違う!」ということがあったので、体験談をお話していきたいと思います!
はじめに【おことわり】
一口に「ジャパレス」「ローカルカフェ」といっても、オーナーや働いている人の国籍、立地、客層などでだいぶ幅はあります。
「こんなパターンもあるんだ」と参考にしていただければ幸いです。
1.まかない
〇ローカルカフェ…サンドイッチまたはクロワッサン×1
〇ジャパレス…まかない飯
私の場合、ローカルカフェは基本的にサンドイッチ1つでした。
メニューはカウンターに並ぶサンドイッチと、キッチンで調理するもうちょっとボリュームのある料理と2パターンあったのですが、キッチンの方は基本選べませんでした。
日本のコンビニで売られているようなサンドイッチとは全く違う大きさで、パン自体も大きいですし、厚みもあります。販売価格は$10前後。結構します。正直、私が客だったら買わないよなあというものなのですが…。
お腹は全然満たされませんでした。
ジャパレスは、お客さんに出すメニューと同じものが食べられるところ、全くまかないがないところなど様々なようですが、私はまかない用のご飯が食べられるところでした。
私のお店のオーナーは本当に料理が上手で、パターン化されてなくて毎日違うものが出るので、飽きることはなかったですしどれも本当に美味しかったです。
ちなみに、持ち帰りできるかどうかはお店によります。
カフェでもジャパレスでも、廃棄分を持ち帰ることができるところもあります。
寿司屋(メルボルンはファーストフードの寿司屋が本当に多いです)で働いてる子は高確率で持ち帰ってました。が、飽きてましたね。笑
正直ジャパレスの方がご飯はレベルが高いように感じました。日本人だから当然なのでしょうが。
でも、自分では買わないものを食べられたり、海外っぽさを体験できたという意味では、カフェのごはんもアリかな、なんて思います。
2.コミュニケーションの違い、言語の違い
〇ローカルカフェ…英語
〇ジャパレス…日本語、英語
私のローカルカフェはオージーは少なく、いろいろな国の人がいました。
仕事で英語で支持を出されると、やっぱり授業とは緊張感が違います。また、自分の意見や意図も英語でスムーズに話せるようにならなければならないので、以前より自己主張できるようになったのと、その場の雰囲気で受け答えするのではなく、相手と違う意見でもしっかり言うことができるようになったのはよかったです。
ちなみに、私のカフェはキッチンハンドの方も日本人でしたが、他のキッチンスタッフとずっと英語で話してました。私より話してる時間長かったかも。笑
ジャパレスは、日本語メインのところもあれば、日本人以外も多くいて英語中心のところもありますね。
私のところはみんな日本人だったので、当然ながらスタッフ同士は日本語で話してました。
ローカルカフェの経験を経て感じるのは、日本語だとあんまり考えずに(自分の意見を持たずに)受け答えしてたなあ…ということ。カフェとジャパレスというよりも、日本とオーストラリアという違いから来るものですけどね。
自己主張できない、自分の意見を伝えるのが苦手というのが私の克服したいことでもあったので、多少は改善できたかなと思います。
3.給料
〇ジャパレス>ローカルカフェ
〇ジャパレスは銀行振り込み、ローカルカフェは手渡し(違法です)
一般的にはこの逆パターンが多いと聞きますが、私はあらゆる面においてジャパレスのが良かったですね…。ローカルカフェはもちろんペイスリップ(給料明細)もなかったです。
ローカルカフェの方は、オーストラリアの労基署に正規賃金の請求を委託する予定です。のちほど別記事にしたいと思います。
4.仕事量
〇ローカルカフェ>>>ジャパレス
これもお店によりけりなのですが、ローカルカフェは英語云々以前に「1人でやらせる量なのか?」と思いながら働いてました。忙しいときにワンオペになるという…。
そして、経験豊富で英語ネイティブのスタッフの方が私より簡単な仕事をしていたので、なんでなんだろうといつも思ってました。押し付けられてたのかな。
また、カフェは急いでるお客さんも多いので、ゆっくり聞き返してる暇はありません。
そのうえ「1杯のコーヒー」の情報量が多く、それを一気に言って注文します。
- サイズ
- 持ち帰りか店内か
- コーヒーの種類
- ミルクの種類
- 砂糖の量
- カスタムオーダー(熱くとか1ショット多くとかバニラショットとか…)
- (持ち帰りの場合)名前
もうこれだけでヘロヘロでしたね。
料理メニューもトッピングやカスタムオーダーされるお客さんが多かったです。
ジャパレスだと時間に余裕がある人がご飯を食べに来ていたのとカスタマイズはほぼないので、とても楽でした。
ただ、日本語メニューだから聞き取りやすいかというと、向こうの人はうまく発音できないので、そうでもありませんでした。
5.男女関係
〇ローカルカフェ…カップルは聞かない
〇ジャパレス…カップルが生まれやすい
ローカルカフェのスタッフ同士が付き合ってるとか付き合い始めたとか、うちのお店はありませんでしたし、他のとこも聞いたことはなかったですね。
ジャパレスはうちの店もあったし、知り合いの方もそれで付き合い始めてました。
が、同じ店で働いてる分、ドロ沼になると大変なようです。元カノ元カレも同じ店でまだ働いてるとか。
6.スタッフのノリ
〇ローカルカフェ>ジャパレス
これはローカルカフェのがみんな明るかったですね!
7.よく怒るのは
〇ローカルカフェ>ジャパレス
ローカルのお店というかこちらの人って、失敗したときに日本のように激しく叱責するのではなく、次がんばれ!とか励ますイメージを抱いてたんです。
もうね、違いましたね。私のローカルカフェのオーナーは非常に感情的な人で、機嫌いいときは怒らないけど、悪いときはずーっと叱責する人でした。嫌味言ったりね。
ジャパレスのオーナーさんは、大人な対応で、ミスしたときは淡々と言う人でした。国関係なく、本当に人によるんだなと痛感しました。
8.お客さんの日本人の比率は?
〇ジャパレス>ローカルカフェ
ジャパレスのが多いものの、思ったより差は少ないです。
ジャパレスでも1組も日本人が来なかった日のが多かったですね。
ローカルカフェでは、日本人客から宗教の勧誘をされたこともありました。どこにでも来るんですね。
まとめ
1つ1つ比べてみると、ジャパレスの方がいいところが多いですが、私はローカルカフェで働いて良かったなと思います。
というのも、ジャパレスはスタッフ同士は日本語なので、日本にいるのとあまり環境が変わらないんですよね。
カフェのがしんどかったし、しんどい上に給料安い(というか完全に違法)だしご飯おいしくないし…と悪いところはいろいろありましたが、言語のところで触れたように英語で話す/聞く、自分の意見を言うという経験は、日本ではなかなかできないものですし、確実に自分にプラスになりました。
ジャパレスが悪い、劣っているかというとそんなことはなく、トラブル続きで参っていた自分には、すごく癒しの場所になりました。笑 ごはんも美味しいし、仕事量も異常じゃないし…。
海外生活に疲れたときの1つの手段にしてもいいのではないでしょうか。
結論:自分に合ったところで働こう