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オーストラリアからライフハックを考える

ワーホリの目途が立たなくて落ち込んだり不満が止まらない。こんな時どうすればいいのか【状況整理】

ワーホリに行けない、あるいは予定を変更して帰国した。

まさかこんなことになるとは、1月の時点ですら誰も予測してなかったのではないでしょうか。

 

困りました。

ここから立ち直れる、あるいはもう前を向いて何かに取り組んでいる人もいるかもしれませんが、精神的に落ち込みがひどいという方もいらっしゃるかと思われますので、今回は私の経験談や私が見つけた対処法について話していきます。

 

「出来事」と「感情」を整理する

今回の事態に限らず、何か大きな出来事があって混乱しているときは、「ものごと自体」と「自分の気持ち」を分けて考えてあげるほうがいいです。

 

簡単に言うと、「出来事」と「感情」は別なのです。

例えば、「朝出勤途中に忘れ物に気付き、それを取りに戻ったら道中赤信号だらけで、あわや遅刻しそうになった。」という出来事が起こったとします。

「だからイライラした。」「元はと言えば自分のミスなので、落ち込んだ。」というネガティブな気持ちになる人もいれば、「朝悪いことが起こったから、次はきっといいことが起こるだろう。」「いろいろトラブルがあったのに間に合ってラッキー」というポジティブな気持ちになる人もいます。

 

トラブルは、例で言えば「忘れ物をして戻らなければいけなくなった」という自分のミスから起こってしまったものもあれば、今回のコロナを含め自分ではどうしようもなく起こってしまったものもあります。自分のミスでも、必要以上に責め立てられたりパワハラを受けたりするのは、自分の責任の範囲を超えています。

 

混乱しているときは、「自分のせいではない出来事」と「感情」が絡まりやすいです。

 

今回の「出来事」と「感情」は??

では実際にやってみましょう。

例としてやってみます。

 

〇今回のできごと

・コロナのせいで外国に行けなくなった(帰国を余儀なくされた)

・4月から1年間ワーホリに行く予定で休学or退職したのに行けなくなり、人生設計が狂った

・英語を現地で勉強したり、ほかにも現地でやりたいことがあったが、できなくなった

・ワーホリに行けなくなったのも辛いのに、日本にいても日常生活ができなくてつらい

 

〇感情

・ムカつく、怒りが収まらない

・やりきれない

・悲しい

・どうして自分ばかりこんな目に…と思う

 

すごくざっくり書きましたが、実際は「怒り」や「悲しみ」について、もっと掘り下げると良いです。例えば…

怒り←何に対して?誰に?どのぐらい?いつから?どうなったら収まる?

 

掘り下げの質問に対して、複数の回答があってOKです。

ノートに1行ずつ書くよりは、ノートや白い紙の真ん中に「怒り」と書いて、浮かんだものをどんどん線で繋げて書き足していったほうが書きやすいかもしれません。

また、あまりに感情が大きいときは、一発では整理しきれないです。

衝撃の大きさにもよりますが、年単位でかかることもあります。

またイライラしたり不安になったら、改めて最初から掘り下げをやり直して、何回でもトライしてみてください。

というのも、自分でも気づかない感情に、あとから気付くこともあります。最初の何回かは、半ば無意識のうちに自分で誘導してしまうこともありえるのです。

 

また、できごとと感情は、それぞれ紐づけてもいいですし、別々に考えても大丈夫です。

気を付けるべきなのは、「自分のせいではないことまで罪悪感や苦しみを感じる」ことなので、その境界がわかれていれば大丈夫です。

 

感情を書きなぐっていくだけでもちょっとしたストレス解消になります。

 

今できることを考える

そして、今できることとできないことを考えます。

はっきり言うと、「今すぐ外国に行ってワーホリ生活を始める」ことは今できないことです。

つらいことですが、今できないことについてずっと考えていたり悔しく思っていても、考えているだけでは何も始まらないのです。私自身すごく過去志向というか、過去のことについてずっと考えて、恨んで、泣いて、進めないことが多いです。それこそ10年以上前のことについても。

恨んでばかりでは、やっぱり自分自身が幸せになれない。

一方、無理に恨みつらみにフタをしてしまうと、それはそれで自分の気持ちを無視しているから辛い。

だから、「恨みや悲しみ、怒りに向き合う時間」と「今できることをする時間」両方が必要です。

私は恨んでいる時間ばかりで、それは自分を大事にしていたようで、そうではなかったなと思います。

どうかご自身のための時間を過ごしてください。

 

最後に

今、世界的に誰も経験したことのないことが起こっています。状況も日々変わっており、振り回されて摩耗することも多いでしょう。

そんなときこそ、一度ネットやテレビを消して、自分の気持ちに向き合ってみてください。